今なら少しわかる気がする。自分に正直でいることがどんなことか。傷つくとこにいなくていいし嫌なこと思い切ってやめてしまってもいい。小学から高校まで習っていたダンス。わたしはただただ踊っていたかった。好きな音楽でみんなと楽しく踊っていたかった。だけどコンテストに出なければいけなかった。コンテストで良い賞をもらうために踊らなければいけなかった。コンテストなんて大嫌いだった。緊張、他のチームとのバチバチ感、プレッシャー。本当に嫌いだった。今思うとなんで、わたしはコンテストには出ないですと言えなかったんだろう。その選択肢はあったけど出るのが当たり前みたいな周りに飲み込まれて自分の気持ちを隠してた。あのとき、自分の気持ちを言えたら今もダンスを続けていたんだろうな。たまに、どうしても頑張らなきゃいけないときもあるけど、自分の気持ちは押し殺したくはないな。今はそれが少しは出来ているような気がする。わがままとも言われちゃうかもしれないけどそれって妬み?わがままって本当やな厄介な言葉。